モーニング・トリップ(4/5)
 ぼやけた頭、ぼやけた視界。

 ぼやけた視界。

 そんな、ぼやけた視界に何かぼやけたものが入ってくる。

 それは赤く見える。
 それは四角く見える。
 それは音を刻んでいる。

 あ、時計。

 あぁ、時計。目覚まし時計。

 目覚まし時計だなぁ…。

 まくらを抱きながら、しばらく目覚まし時計とにらめっこをする。
 細い針が、ここちいい音を刻みながら文字盤をまわる。

 あぁ、回ってるなぁ…。

 その音と動きをみていると…、また眠くなってくる。

 あぁ、眠いなぁー…。

 ね……。

 む……。


 で、次の瞬間。

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